石川雄洋のセカンドからライト方向への打球問題

8月3日 横浜スタジアム(ホーム)

De5-7阪神

敗戦投手 ザガースキー(3勝1敗0S)

101試合 49勝 50敗 3分 首位と10ゲーム差 3位

 ヤマヤスが打たれました。5対3でリードしていた試合を同点にされてしまいました。これが全てですね。10回のザガースキー投手の2失点は取られるべくして取られたというか。タナケン—加賀—須田—三上と勝ちパ投手を出し尽くした後の話です。それまでの中継ぎが完璧に機能していただけに悔しいですね。

 よく見ると出てきた時点で顔がこわばってましたね、ヤマヤス。苦手意識を払しょくすることができなかった模様です。相手選手もかっこうのカモだと思ってるんじゃないですかね。阪神戦、まだ残り試合9試合も残ってますよ。どうしましょう。

 辛い負け方でしたが、ポジティブ要素をあげましょう。5対3で勝てていたとしたら決勝点をあげたのは、あの石川雄洋選手だったのですよ。確か、前のエントリーにも書いたと思ったのですが、石川選手はランナーがいる場面ではとにかく進塁打を打ちます。進塁打成功率という記録があったらかなり高いのではないでしょうか。前日の1回ノーアウトランナー2塁の場面ではアウトコースの高めストレートを強引にセカンドゴロにしてました。結果、エラーを誘い、得点となりました。それにしても異常な技術です。平場の場面でも引っかけてセカンドゴロにしてしまうことが多いですけどね。”ハマのセカンドゴラー”とはきっと彼のことです。

 半面、内角の球、特に内角のストレートにめっぽう弱い。これまでランナーのない平場の場面では、引っ張ればいいのに無理やり得意の流し打ちに持ち込もうとしていました。しかし8月4日の5回のセカンドゴロは内角のストレートを引っ張ろうとしてましたね。ボテボテでしたけど。肘がまだ悪いのかなあ。

 話を本筋に戻します。石川選手が7回に放った右中間への3ベースは内角のフォークボールでした。泳ぎながらもうまくバットに乗せることができましたね。打ち方としては、7月末に梶谷選手マツダスタジアムで放った本塁打に似ています。投球の軌道にうまく乗せれば、泳がされても外野までは飛ばすことができるんです。石川選手はああいう打球を飛ばせる、しぶとくていやらしい打者になってもらいたいです。若手選手が台頭している現在、そういう道しか残されてないと思います。

 勝っていれば石川選手のヒロインが見れたところだったんですけどね。残念です。石川選手に関してはアンチファンも多いようですが、周囲の声を気にせずに、チームのためのバッティングを、得点圏の場面では自分が決めてやるという気持ちで打席に入ってくれればなと思います。

 次は中日戦ですね。ブルペン投手も大変でしょうが、なんとか乗り越えてほしいです。