石川雄洋のサードポップフライ問題

7月26日 ナゴヤドーム(ビジター)

De7-3中日

勝利投手 久保康(5勝5敗0S)

本塁打(Deのみ) 梶谷 6号(7回表ソロ) 、ロペス 19号(8回表ソロ)

94試合 45勝 46敗 3分 首位と11ゲーム差 3位

 ナゴヤドームの試合はユーストリームで生放送してたんですね。今日知りました。ありがたく拝見させていただきましたよ。快勝でした。

 先発は久保康友。1回はエリアンと戸柱の守備にやられてしまいましたが、気落ちすることなく、ベテランらしい落ち着いたピッチングでした。1回は捕手の外角要求が多かったですが、2回以降はビシエドの初球や堂上の空振り三振など、効果的に内角を使ってました。本日は良い方の久保康でしたね。試合自体はぬるっと、いつの間にか勝っちゃったような印象でしたが、多分これも久保康の術中なのだと思います。相手選手どころか自チームのファンでさえも手のひらの上で踊らせているようです。まさに”ハマの1人鹿鳴館”といったところでしょうか。

 中継ぎの三上選手はまだ不安ですね。球に力はあるようですが、コントロールが定まってないようです。逆玉が多く見られました。大事なセットアッパーなので、早く調整してもらいたいですね。

 打の方では、桑原・エリアン・梶谷・ロペスがマルチ安打です。24日巨人戦の試合前にラミレス監督が「今日はエリアン・梶谷・ロペスあたりが活躍してくれるだろう」とコメントを出していたので、2日ずらしての大活躍でしたね。ユーストで解説の井上一樹さんが「広島のように日替わりヒーローが出るチームが優勝する」と話していましたが、ベイスターズもそういう意味ではまだまだ本当の優勝の可能性が残っているのではないでしょうか。

 大きかったのは中押し、ダメ押しのソロ本塁打でしたね。ロペス選手はいつものヤツです。「マスター、いつもの」と頼めば作ってくれるようなホームランです。よくわかりませんが、真ん中から外側高めのストレートをいつものようにレフトスタンドへ運んでくれました。梶谷選手は外のストレートをちょこんと当ててレフトスタンドに持っていってましたね。

 梶谷選手の”ちょこんレフトスタンド”は交流戦福岡ドームでもありましたね。TOKYOMXTVで見ていたんですけど、あのときは梶谷選手、打った後に首をかしげてましたね。ベンチに戻っても自分のバット(木のほう)を眺めながら、再度首をかしげていました。

 多分ですけど、下半身(両足のほう)と軸がしっかりしているので、外のボールは当てただけでも遠心力で飛んでいくのでしょうね。梶谷選手は「探り探り、悩みながらやっている」という話をよく聞くのですけど、こういう引き出しを一つずつ増やしていって、さらなるパワーアップを期待したいですね。

 打線では、7番打者がウィークポイントですね。白崎選手はパンチ力のあるプルヒッターなのですが、まだ悩む域にも達してない感じがします。どうせなんでも引っ張るのであれば、一度、ロペス選手に教えを乞うてみたらどうでしょうかね。どこか似たタイプだと思うので、何かヒントをもらえるのではないでしょうか。

 問題は石川選手です。7月23日のサードフライと同じような打球が本日の2打席目にありました。どちらも内角のストレート。石川選手は流し打ちの得意な選手ですが、いくらなんでも、プロ投手の内角高めに入るストレートを流そうとしたらポップフライになるですよ。思いっきり引っ張ちゃえばいいのに、と、いつも思います。

 ランナーがいるときの叩きつけて送るバッティングは上手ですし、器用な選手なんですけどね。しばらく、ランナーなしの平場の場面ではあまり打てていない印象があります。また、7月22日のTBSch2の生中継で解説を務めた中畑清前監督は「今年は球際に弱い」とコメントしていましたが、昨年に比べて粘り強さもなくなってますね。

 今年、右ひじのクリーニング手術を受けた石川選手ですけど、いいときの感覚が戻せなくなっているんでしょうかね。右中間方向へのヒットを今年は見てないのですけど、これ、ひじの手術と関係あるのではないでしょうかね。素人なんでよくわかんないんですけど、一度、二軍調整してもらって、柴田選手か内村選手を上げてみたらどうでしょうね。

 石川選手の起用に関しては賛否両論あるので、もう一度武装しておきますね。素人なんでよくわかんないですけど。