ベイスターズの先発投手陣問題

7月25日 移動日

 24日に大負けをしたベイスターズですが、それまで4連勝でした。打線は上向き、ブルペン陣も交流戦以降、調子を戻しています。問題は先発陣ですね。6月下旬ころからQSを決められなくなってきました。夏場になると、中継ぎや打線がへばってしまう可能性もあるかと思います。ここで一旦、ベイスターズの先発投手陣を整理したいと思います。

※記録は7月26日現在

■井納翔一

5勝8敗 防御率3.11 完封1 完投1 

現在、規定投球回数に達していてチーム防御率トップなのは井納投手なんですね。ここ数日、大事な場面で打たれてしまう印象があるので、ちょっと驚きました。4月5月は結構よかったんですよね。先発完封する力を持っている投手なので、ここ一番のピンチで踏ん張ってほしいんですけどね。今後のベイスターズの浮沈は井納投手にかかっているといっても過言ではないように思えます。

■石田健大

6勝3敗 防御率3.13 完投0 完封0

大卒2年目でこの成績は素晴らしいですね。でも、昨年も今年も完投、完封はゼロ。打撃陣との兼ね合いもありますけど、今季中に1試合でも完投してくれるといいなあと思います。毎試合100球前後は投げれてるんでね。あ、7月22日巨人戦のピッチングはよかったので、ああいうのを続けてくれるといいですね。オールスターもよかったです。よくよく考えると、一番信頼できる投手かもしれませんね。

久保康友

4勝5敗 防御率3.29 完投1 完封1

36歳のベテラン投手です。いいときと悪い時の差がありますね。防御率は悪くないので、現状はローテから外せないです。

■今永昇太

5勝6敗 防御率3.13 完投0 完封0

前半戦に頑張ったルーキー。25日の巨人戦では打ち込まれてしまいました。各チーム1回は当たっているので、簡単には抑えられないのではないかと。次の登板次第ですかね。ルーキーに頼り切ってはいけません。

■熊原健人

1勝0敗 防御率3.00 完投0 完封0

シーズン途中で先発転向したルーキー。神主投法と言われる独特な投球フォームで力投型。ストレートも変化球もキレがあってよい。けど、立ち上がりの四球が多い。2,3試合見ないと、ちょっとわからない投手ですね。来年以降は化ける可能性が大いにあるので、楽しみではあるんですけどね。

■ぺトリック

1勝1敗 防御率6.62 完投0 完封0

シーズン途中から先発転向。5回持てばいい方です。あまりあてにはならないかも。

※早く帰ってこい

■山口俊

6勝4敗 防御率3.02 完投4 完封3

ベイスターズ唯一のイニングイーターです。ストレート、変化球、マウンドさばき、ランナーを出してのピッチング、(調子に乗りすぎなければ)どれもいい。ケガが痛かったですね。いつ帰ってきてくれるのでしょうか。

 今、ローテ投手で、個人的にやや安心してみていられるのは石田投手ですね。マウンドでの顔つきがいいです。村瀬秀信の名著『4522敗の記憶』で中野渡元投手が谷繁元捕手に「たとえど真ん中でも気持ちを入れて投げた球は、打者が気圧されて打ち損じる」と教わったと話してますね。言われてみると、戦う顔つきをしている投手の方がいいピッチングをしているような気がします。気のせいですかね。石田、山口以外の先発投手はマウンドでたまに不安そうな表情を浮かべているように見えるんですよね。気のせいですかね。

 ぺトリック投手は次回登板次第ですけど、できれば二軍の誰かと交換したいなあというのが、私見です。二軍では三嶋投手あたりが本命ですかね。三浦投手、砂田投手はまだちょっと厳しいのかな。

 こう並べてみて思ったのは、井納投手、三嶋投手あたりに頑張ってもらえるといいなあっていうこと。中堅の選手が活躍しないと、ベテラン選手や若手選手がなかなか乗っていけないんじゃないかなあと思うんですけど、どうでしょう。さらに上を狙っていくのならね。